2007年 08月 21日
lovin' you / from 'CODE GEASS'
似ている、と思ったのだ。
ゼロに初めてあったとき──クロヴィス殿下殺害の容疑で捕らえられたとき。
「馬鹿だ」と言われて似ていると思った。一度そう思えると、ゼロの声や態度や物言いや、そういったものがどうしようもなく彼と重なってしまい、慌ててその考えを振り払ったことを覚えている。
自分は最初から彼を疑っていたのかも知れない。そうでなければいいと、どれだけ願ったか知れない。
ずっと不思議だった。ゼロが何故自分に拘るのか。ゼロはそれを『執着』と言った。『日本人だから』という理由だけではない気がした。
今ならその理由もよく分かる。嫌というほど。
彼の顔が面の下から現れる。やっぱりという想い、怒り、哀しみ、それと、微かな安堵が去来する。
ああ、これでもう彼を疑わなくて済む。
やっと 君を殺せる
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衝撃の25話ラスト。
は、はやく続きを…!
by generalx
| 2007-08-21 21:51
| ギアス掌編
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